どうもネムです。
”インターネット回線”ってややこしいですよね~
光回線(無線LAN)とポケットWi-Fiもその一つの問題です。持ち運びと固定っていうのはわかるけど、厳密にはどう違うんだって話ですよ。
ということで、このページでは光回線(自宅Wi-Fi)とポケットWi-Fiの違いについて管理人の備忘録的な感じでまとめたいと思います。
(追記:それぞれの人に合った回線についての記事も書くことにしたので、あなたの知りたい情報があるかまずは目次をチェックしてみてくださいませ。)
ジャンプできる目次
光回線ってなんぞ?
そもそも光回線の定義がわかなかったので簡単に調べてみたのをまとめてみました。知っている人は飛ばしてくださいませ。
光回線は、”光ファイバー”と呼ばれる特殊なケーブルを用いた回線のこと。ガラスや樹脂素材の中を光の信号が反射しながらデータを送るのでめっちゃ量が多いデータ通信をしてもめっちゃ早く送ることができる回線のことです。今では深海とかにもケーブルが引かれていて世界中つながっているらしいです。
NTTのフレッツ光(一時期CMでよく見かけたやつ)をはじめとした、auひかり、 NUROなどのいずれも契約した住所でしか利用できない固定型のネット回線です。
ポケットWi-Fiってなんぞ?
対してポケットWi-Fiは、名前の通りポケットに入れて持ち運びのできるインターネット回線です。
光回線とは違いケーブルを引いているわけではないので家の中・外どちらでも使えます。1台あれば複数の機器への接続も可能な優れもの。
光回線とポケットWi-Fiの違い
さっそくではありますが、光回線とポケットWi-Fiの違いをざっとまとめてみました。
回線種別 | ポケットWiFi | 光回線 |
---|---|---|
価格 マンション |
1,980〜4,380円 | 1,900円~4,743円 |
価格 戸建て |
1,980〜4,380円 | 5,200円~ |
通信制限 | ほぼあり | 無し |
速度 | 最大440Mbps | 最大2Gbps |
特典 | キャッシュバック 月額割引 |
キャッシュバック |
家中での 安定度 |
場所による | 家なら基本つながる |
外での 安定度 |
場所による | 外では利用不可 |
価格
ポケットWi-Fiの方が割安で使うことができます。そして光回線は初期費用も月額もお高くなっています。
ポケットWi-Fiは、持ち運べるというメリットもあるので結構うれしいので即決してしまいそうになりますが、ほか部分のデータ制限や通信速度などを見てから決める必要があるのでそこも要チェックです。
通信制限
ポケットWi-Fiはほとんどの機種で通信制限がかかるので、大量にデータ通信(動画なんかよく見る人)には向いてないことが判明。
対して光回線は無制限に通信を行うことができます。ネットをガンガン使うのであれば光回線一択ですね。
通信速度&安定度
通信の速度や安定面でも違いが出てきます。
安定をより求めるなら光回線一択です。
逆にポケットWi-Fiは通信速度が光回線に比べると遅くなってしまいます。ただネットサーフィンやメールぐらいなら問題なく使えます。
あまりネットを使わないようであればポケットWi-Fiでも十分です。
速度についてはこんな感じに違ってきます。
【朝7時】
下り | 上り | |
光回線 | 200 | 100 |
ポケットWi-Fi | 75 | 80 |
【夜21時】
下り (Mbps) |
上り (Mbps) |
|
光回線 | 185 | 85 |
ポケットWi-Fi | 65 | 75 |
約3倍くらい違うので、オンラインゲームや重たいデータをダウンロードする予定がある人は光回線の選択が無難です。
ただ、ネットを見たりメールを送ったり軽い通信であればポケットWi-Fiでも十分ストレスなく通信ができます。
bpsとは?
※bpsとは、Bit Per Secondの略で、1秒あたりにどれくらいのデータを転送できるかを表す単位。この単位が大きいほど通信速度が速いということになる。
※Mはメガの略で1Mbpsあたり1000bps。
特典
光回線・ポケットWi-Fiともに契約時にキャッシュバックや割引キャンペーンなどが行われています。中にはかなりの額のキャッシュバックをしている会社もあります。
ただ、キャッシュバックばかりに目を向けていると、月々の料金やサービスなどがよくないこともあるので注意です。
外での利用
外で利用するならポケットWi-Fi一択です。光回線はそもそも家の中限定のネット回線ですからね。
家の中での利用
家の中で使用する際は、ちょっと注意が必要。
光回線は問題なくどこでも使えますが、ポケットWi-Fiは建物のせいで電波が弱くなったり、本体から遠くなってしまうと電波が弱くなることがあります。
特に複数の家族で使う場合はよく検討しておくのがよいです。
光回線のメリット・デメリット
光回線のメリット
- 通信速度がめっちゃ速い
- 回線が安定してる
- ストレスなくネットが楽しめる
- 家の中ならどこでもネットが使える
通信速度がめっちゃ速い
ポケットWi-Fiに比べると断然、光回線の方が速度が速いです。
バリバリ通信できます。
回線が安定してる
そもそもの通信の容量も多いため、通信が安定していてラグなどが少なく安定しています。オンラインゲームとか重たい通信も楽々できます。
ストレスなくネットが楽しめる
回線が安定してるが故にストレスなくネットを楽しむことができます。
特に動画やゲームなど重たいデータ通信が必要なサービスを利用する時にはかなり大きなアドバンテージになります。
動画サービスによっては無制限にダウンロードできるので、外で見て楽しむことも可能です。
家の中ならどこでもネットが使える
ポケットWi-Fiは家の中でも本体が離れていると通信が遅くなったりしますが、光回線ならLANケーブルを引いたり無線LANを使えば2階であろうとネットをサクサク使うことができます。
光回線のデメリット
- 開通するための工事必要
- 使えるまで時間がかかる
- 外では使えない
開通するための工事必要
光回線を開通するための工事が必要です。若干面倒です。
電話線の配管やエアコンダクトがあれば問題ないですが、光回線を通す穴がなければ壁に穴を空けることもあります。
使えるまで時間がかかる
契約や工事のせいでネットが使えるまでに時間がかかります。契約する時期にもよりますが、およそ1週間~3週間程度の期間は見ておいた方がいいでしょう。
外では使えない
そもそもですが、光回線は固定されているので外ではネットが使えません。家のすぐ近くなら多少つながることはありますが。
初期コスト・月額料金が高い
開通の際の初期コストがかかります。規模にもよりますが大体40,000円~50,000円はかかるとみておいた方がいいでしょう。
※最近は初期コストが無料の回線会社もあるのでそういった会社を選べば0円で済みます。
ポケットWi-Fiのメリット・デメリット
ポケットWi-Fiのメリット
- 工事の手間がかからない
- 料金が安い
- 電波があれば外でも使える
- 持ち運んで外でネットが使える
工事の手間がかからない
事前の工事をする必要がないので、1日~2日で使用を開始することができます。すぐにネット環境が必要な人にとってはありがたいです。
料金が安い
光回線に比べると料金が1,000円~3,000円ほど安く使うことができます。お金をかけずにネットを使いたい人は家でもポケットWi-Fiを使う人もいます。
電波があれば外でも使える
エリア内であれば、外であろうとどこでもネットが使えます。最近は日本全体網羅されつつあるので国内どこでも持ち歩いてWi-Fiが使えちゃいます。
持ち運んで外でネットが使える
外でネットが使えるので、カフェでMacを叩きながらドヤることも可能です( ・´ー・`)ドヤッ
会社の出張などでも使えるので便利です。引っ越しの際にも契約を変更する必要がないのでその辺も助かります。
ポケットWi-Fiのデメリット
端末の近くにないと電波が届かない
ポケットWi-Fiは複数の端末機器に接続して回線を使うことができます。しかし残念なことに近くに本体がないと電波が届かなくて使えません。
同じ家の中で1階に本体があって、2階で使おうとしても通信速度が遅くなったり、最悪繋がらないという事態が起こります。
通信制限がかかる
一定期間に大量のデータ通信をしてしまうと、速度制限がかかって通信速度が落ちます。ネットにつながらなくてイライラです。
中には、無制限のポケットWi-Fiがあるという話も聞きますが、よ~く契約事項をみるとそもそもの通信速度が遅いというオチです。つまり大体速度が速いポケットWi-Fiは通信制限があるということです。
エリアによっては電波が届かない
契約する会社にもよりますが、住んでいる地域によっては電波が届かずそもそもポケットWi-Fiが使えなかったり速度が遅くなってしまうことがあります。
動画など大容量のコンテンツがたくさん見れない
通信制限が理由ですが、動画などを見ると一度に大量のデータ通信が発生するので速度が遅くなり、結果たくさんのコンテンツを楽しめなくなってしまいます。
ビル・地下鉄で繋がりにくい
ビル中や地下鉄は壁に覆われているので電波が阻害されて届きにくくなります。また、ビルの高層階では、電波の基地局が下になってしまうため電波が悪くなり繋がりにくくなります。
電池切れの心配がある
ポケットWi-Fiは電池で動いているので、外で電池が切れてしまうとアウト。
ただ、充電器があるのでそれを持ち歩いていれば早々電池切れにはならないのでこれはそこまで心配しなくて大丈夫です。(荷物が多くなるというデメリットは発生しますが)
光回線・ポケットWi-Fiのメリット・デメリットまとめ
光回線のメリット | 光回線のデメリット |
|
|
ポケットWi-Fiのメリット | ポケットWi-Fiのデメリット |
|
|
光回線とポケットWi-Fiどちらがいいかわからない人のために
ざっと、光回線とポケットWi-Fiの違いについてまとめてみました。個人的にはどちらの方がいいのかわかってきました。管理人の場合はどちらかというと光回線の方がいいみたいです。
でも、中にはまだどちらの方がいいのかわからないという方もいるかもしれないので、さらに選択を絞るためのポイントについて書いていきたいと思います。
それぞれ自問自答して自分に合った回線を選んでみてください。
どこでネットを使うか?
光回線 | ポケットWi-Fi |
|
|
これは若干おおざっぱな基準なので、動画やゲームなどで1週間のうちに1時間以上使う可能性があり、安定した回線でネットが必要なのはどこの場所かで自分の環境を考えてみてくださいませ。
家の中だけだという場合は、光回線がおすすめです。価格が高いのでポケットWi-Fiの方がいいと思われる人もいるかもしれませんが光回線はお金を払うだけあって快適にネット回線を使うことができます。動画などもストレスなく見ることができます。
ただ、家の外もでネットを使うことが多い人はポケットWi-Fiのほうが便利に使うことができます。
どの端末でネットを使うか?
光回線 | ポケットWi-Fi |
|
|
どの端末でネットを使用しているかも大切です。
デスクトップパソコンや家庭用ゲームのみしか使っていない場合は、光回線がよいでしょう。特に家庭用ゲーム機の場合はネット対戦などをする際に光回線でないとラグがでてプレーを楽しむことができないので光回線がおすすめです。
逆にノートパソコンや携帯型ゲーム機の使用が多い場合は、ポケットWi-Fiでも十分対応可能です。
※デスクトップパソコンで、軽いデータのみの通信しかしない場合はポケットWi-Fiでも十分通信ができます。
どんな目的でネットを使うか?
光回線 | ポケットWi-Fi |
|
|
動画を見たり、オンラインゲームを長時間するという人は光回線の方がおすすめです。
動画も光回線で見た方がきれいな画質で見ることが出来ますし、オンラインゲームをする際もラグや回線落ちを防ぐことが出来るのでゲーム環境がかなり良くなります。Skypeなどの通話アプリを使う場合は光回線の方が安定した通信ができます。
逆にネットサーフィンなどたまにしかネットを使わない人はポケットWi-Fiでも十分ネットを楽しむことができます。ただ中にはもしものために光回線を接続する人もいるのでどちらでもOKです。
光回線はこんな人におすすめ
- 動画などをたくさん見る人
- オンラインゲームをする人
- Skypeなどを使う人
- ストレスなくネットを使いたい人
- 複数の家族で使う予定の人
- 家にいる時間が長い人
要するに、ネットヘビーユーザーはおとなしく光回線を選択しておけば間違いないということ。
ネットが遅くてイライラするという人も光回線の方がおすすめですね。
ポケットWi-Fiはこんな人におすすめ
- 動画やゲームをあまりしない人
- 重たいデータのダウンロードをしない人
- 引っ越しが多い人
- すぐにネット回線が欲しい人
- ネット料金を抑えたい人
- 仕事などで家にいることが少ない人
- スタバMacでどやりたい人
- 単身赴任の人
ネットライトユーザーは家にいる人でもポケットWi-Fiで十分です。多少速度が遅くても穏やかに待っていられる人はポケットWi-Fiがおすすめです。
一人暮らしにおすすめなのはどっち?
一概に一人暮らしだったらどちらの方がいいとは言い切れないんですよね。なぜなら、ネットの使い方で180度変わってくるからです。
一人暮らしであまりネットを使う予定がないのであれば、ポケットWi-Fiで問題ないでしょう。
でも、オンラインゲームや動画をたくさん見たりする予定がある人は光回線の方が後々後悔することはないでしょう。
外でネットを使う必要があって、オンラインゲームもバリバリしたいなら仕方ありません。両方契約するしかないでしょう。ただいきなりそれをするとお金が一気に飛ぶのでまずは優先度が高い方から契約して余裕ができたらもう一方も契約するのが無難です。
家族ならおすすめはどっち?
家族でネット回線を使うのであれば正直、光回線はあった方がよいと思われます。
ポケットWi-Fiでも複数人で接続は可能ですが、近くに本体がないと電波が届かなかったり遅くなったりするからです。そんな状況で喧嘩が起こるのが目に見えているというのであれば、まずは光回線の契約がおすすめです。
みんなで仲良く使えるのであれば、ポケットWi-Fiでもいいですが現実問題、複数の人がネットを同時に使うとなるとポケットWi-Fiだけではなかなか難しいところです。
ひとまず、光回線を契約してからポケットWi-Fiを契約するのも可能なのですぐに引っ越しするとかの理由がないのであれば光回線がよいと思われます。
マンション(集合住宅)だと実は光回線の方が安上がり⁉
マンションなどの集合住宅に住んでいる人の場合、実はポケットWi-Fiよりも光回線の方が安上がりになることがあります。
集合住宅だとなぜ安くなるのか?
ちょっとややこしい話になるので簡単に書いておきます。
集合住宅の場合、1つの回線をみんなでわけて使うことが出来るので安く済ませることができます。(厳密にはちょっと違いますがイメージはこんな感じ。)
どのくらいの料金になるのか?
光回線 | 基本料金 |
---|---|
NURO光 | 1,900円 ~4,743円 |
@nifty光 | 3,400円 ~3,980円 |
So-net光 | 3,500円 ~4,100円 |
ぷらら光 | 3,600円 |
OCN光 | 3,600円 |
auひかり | 3,800円 |
ソフトバンク光 | 3,800円 |
BIGLOBE光 | 3,980円 |
ドコモ光 | 4,000円 |
U-NEXT光 | 4,210円 |
大体こんな感じです。
ポケットWi-Fiの相場が大体3,800円くらいなので、お得に光回線を使うことができることがわかると思います。
なので、外でネットを使わずにできるだけ安くネットを使いたい人は光回線の方がお得です。